暁之星塵

『新陰陽戦記W』　ファースト・ミッション①

新機動戦記ガンダムW　×　少年陰陽師

Cross Over内容

アフター・コロニー（A.C.）紀元

转生·性转换设定有

主CP：デュオ×ヒイロ（迪奥X希罗）・紅蓮×昌浩♀

纯妄想产物，雷者自重……（作者先自重好吗）




内容实在是太穿越了所以折叠【。

　その日のプリベンター本部。珍しくも通称・Gチームの五人が顔を合わせていた。

　以前も偶然任務帰りなどが重なって廊下でばったり、くらいなら何回かあったのだが、全員同じ任務のため呼ばれるのは五人がプリベンターに入ってから恐らく始めてである。

　中にも常にリリーナ・ドーリアンの護衛についているヒイロ・ユイが（表に出るか出ないかは別として）彼女の側から離れることなどプリベンター内で一年くらいは怪談扱いされるかもしれないほど珍しいことである。

　というより、彼がリリーナの側から離れざるをえない理由こそが今回のGチーム集合の原因となっている。


　「はあ？お嬢さんが倒れた原因は不明？過労でも病気でもない？」


　奇声をあげたのはデュオ・マックスウェル。Gチームの中の一番の常識人（自称）にして苦労人。ある意味ムードメーカーでもあるが、流石にこの時に不必要に騒ぐほど空気が読めないわけがない。

　彼の声にしぶしぶと頷くヒイロ。デュオほどあらかさまではないが、ドロワ、カトル、五飛の理解不能と言わんばかりの視線もヒイロに集中する。

　平和の象徴とも言える地球とコロニーの架け橋、リリーナ・ドーリアン外務次官が数日前に倒れた。公的には過労による体調不順と発表され、日頃の彼女の働きぶりを目にしている公衆もあっさりとその説を受け入れた。実際、今という今までデュオたち四人もそう信じていたのだ。

　が、他でもなくその彼女の恐らく一番身近に控えているヒイロが「否」と言っているのだ。ヒイロという人間をよく知っている仲間たちだからこそ、彼が容易く嘘や根拠のない話しを口にする人ではないことをよく知っている。


　「どういう事だ」


　五飛の質問に、答えようとしないヒイロ。昔だったら確実に逆立ちしていただろう五飛も平和な一年間に毒気を抜かれたのか、それともいわゆる「大人になった」のか、不服に舌を鳴らして彼にしては愚痴とも言える言葉をこぼしただけで身体衝突までには行かなかった。


　「ようやくいい方向にあゆみ始めたんだ。中心となるあの女が倒れたら元も子もない」

　「そうですよ、ヒイロ。彼女個人はもちろん、平和のためにも今のリリーナさんの身の安全は一大事なのです。そのために僕たちが集められたのでしょう？状況を教えて下さらないと僕たちも動けません」

　カトルの言うことは正論である。だが、だからこそ自分らしかぬ行動と知っていても己の無力を呪わずにいられないヒイロは余計に腹がたつ。目線を何も無い空間に向けてしばらく沈黙したあと、ため息と同時に言葉を吐き出す。


　「オレもわからない……医者も、わからないらしい」


　病気と言えば病気とも言えるのだろう。だがどんな薬もどんな治療法も一切効かない。体調や「気」の調理を主とする漢方薬では辛うじて悪化しないように維持しているのだが、根本的な解決法にはなっていない。聞いたところ、原因も過労や体調の不順などではなく、「不明」そのものだという。


　「なんだよ、それ…」

　「…レディ・アンが…『専門家』を呼ぶ、と言った」


　専門家って何の？ともっともな質問を抱くデュオに、ヒイロは自分も知らんと答えるしかない。


　「俺たちの今回の任務は、その『専門家』に協力することだそうだ」


　そう言ったヒイロは、相変わらずなにもない空間の一点をじっと見つめている。

　それをおかしいと思ったデュオが何を見ているのかと聞く間もなく、ミーティングルームの自動ドアが開いた。レディ・アンだった。


　「待たせたな。任務の詳しい内容を説明する」





to be continued...

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