暁之星塵
现在这边才是本家。胡言乱语没边儿鬼扯,偶尔丢半成品,更偶尔丢点文。
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网王de数码兽paro! NO.18 バタフライ
我 还 活 着 !!
手术平安结束,肿瘤结果是良性,已经基本没事了,谢谢大家的关心><
网王de数码兽,永远的Butter-fly。
本次登场:不二、幸村、白石、越前、远山、切原及各搭档+光明兽。
设定可以见这里【http://aurore.syoyu.net/Entry/150/】※剧透注意
数码兽100御题NO.18完成。目录在此→http://aurore.syoyu.net/Entry/158/
※※※世界观为DA~DXW混合请注意※※※
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※※※世界观为DA~DXW混合请注意※※※
NO.18 バタフライ
ひらり、ひらり。
データのカケラと同じ彩りのソレが、漂う雲と共に空を舞う。
「おっ、蝶々?!」
「データっスよ、アレ」
「はぁ?!でもアレどう見ても蝶々だぜ?!」
見慣れない光景に切原が目を開くと、親切なのかからかいなのか、珍しくも答えたのは越前だった。だがやはりというべきか、「データが実体を持って存在する」という世界に慣れていない切原は信じられないと言わんばかりに声を張り上げた。
「蝶々やでー!でもデータなんや!」
そこで割って入ったのが遠山だったのだが、解説しているつもりではあるが、野生児の語感についていけるほど野生の感は冴えていない切原にすれば、
「訳わかんねぇ!」
の一言に尽きる。
そんな風に二年生一人と一年生二人がワイワイ騒いでいるのを見て、クスリと不二が笑いを零した。
「大分溶け込んで来たね、赤也君」
「元々人見知りってわけじゃないしね。現状さえ受け入れれば、赤也は大丈夫さ」
「の割にはずいぶん僕を避けてたけど?」
人見知りじゃないのに?と、不満げな視線を寄せてくる不二に、幸村も白石も思わず吹いた。年下に甘い不二は、どうやらこの前まで後輩に怖がられていたことに不満を抱いていたようだ。
「なんや、根に持ってたんか?」
「人聞き悪いなぁ、気・に・し・て・たの。白石のように変態じゃないし(「不二クンちょいま…」)幸村ほど怖くないし、なんで僕だけ……」
「……まぁ、白石の変態レベルに適う人なんて居ないしそれは置いといて(「ちょ、幸村クンまで!」)、俺は実際見てないけど、関東の時のアレはトラウマになるほど強烈な記憶だったらしいからね」
「納得いかない……」
「今はもう仲良くなっているし、もういいじゃないか」
そう幸村が言っても、相変わらずどこか納得いかない表情を浮かべる不二。それでも、視線をやんやと騒ぐ後輩たちに向ける途端に優しい笑顔が零れる。
「やっぱりまだ色々と新鮮なんだね、赤也くんも、リョーマや金ちゃんも」
「新鮮やないのは不二クンと幸村クンくらいやろ」
デジタルワールドで過ごした歳月が違うんしな、と白石は言うが、不二はそうでもないよ、と肩を竦めた。
「実はね、あんまり覚えていないんだ、あの時のコト」
不二が言う「あの時のコト」がなんなのか、白石も幸村も、年下の三人も既に知っている。別に隠すことはないからと、ある日他愛もなく昔話に花を咲かせていた時不二自身から既に聞いた。
現実世界<リアルワールド>でのたった二日の「神隠し」、でも実は、時空の歪みに巻き込まれてデジタルワールドに飛ばされ、肉体データは変化せず(つまり、成長せず)、精神だけは二年の時間の流れを経験した。そのあとからよく「大人びている」とか言われる不二だったが、実は単純に見た目より本当に精神年齢が上だけのことである。
ただ、流石に時間もないから、その頃のデジタルワールドでの話しは詳しく聞けずにいたのだが、実は「話していない」ではなく「話せない」というたった今知った新しい事実は幸村と白石を一瞬唖然とさせたが、それもたった一瞬だった。
「まぁ、その頃不二も小さかったしね」
「せやな。二つ足しとってもそんなはっきり覚えとる年やないしな」
あまり触れずさりげなく流す二人。不二も気にした様子はなく笑う。
「だよね。うーん、でも何となく、曖昧だけど……感動、の記憶は残ってるよ。うん、今のように、ね」
そう言って、眩しそうに、蝶の姿をしたデータが天へと還るところを見上げた。
釣られたように、幸村も白石もそれを見上げる。
感動。本人も言ったように、文字にすればあまりにも曖昧な言葉。それでも幸村と白石は、そして言葉を発した不二自身も、何故かその言葉が一番しっくり来るように感じた。
――何故、自分たちが今ここにいるのか。
辛いとこも、悲しいことも、いっぱいあった。いっぱい傷ついたし、いっぱい傷つけた。いっぱい守ろうとして、いっぱい奪われた。
それでも、自分たちはここにいる。自分たちだけではなく、目に入れても痛くないほど可愛がっている後輩たちまでもを巻き込んでまでして。
だって、この世界に感動されてしまったから。
デジモンが生まれる瞬間。戦う瞬間。進化する瞬間。命が散る瞬間。幻想的に美しく、飛び散るデータのカケラ。蝶に孵り、天に舞うそれは一種の神聖さをも思わせるほど。
データの塊なのに、「生きている」現実を認識させられた。そんな、生き生きとした美しさ。
燃えるほど心を躍らせたあの黄色のボールのように、心臓からつま先、体の隅々まで、震えるような興奮に似た感覚をくれる。
見上げる空は、リアルワールドのそれよりもはるかに蒼く、時折非現実的な彩りに煌めく。――この美しさにも、感動してしまった。
愛してしまった。この、自分たちは属さないはずの、「異世界<デジタルワールド>」を。
見たこともない光景に目を光らせる切原。
舞うデータの蝶々を捕まえようと飛び上がるドラコモン・遠山・ゴマモン。
帽子の影でそんな彼らを「まだまだだね」と笑う越前。彼の肩で欠伸するテイルモン。
微笑ましく見守る不二・幸村・白石。
テイマーの傍で静かに目を瞑るレナモン。暇そうに爪の手入れをするリリスモン。自分勝手に穴掘り遊びを始めるギルモン。
六つの翼をめいっぱい広げて、幸せそうに風を受けるルーチェモン。
感動をくれたこの世界で。
この暖かい一時が、もう少し続きますように。
そんな彼らの願いは、データの欠片と、不思議な色の蝶と共に。
ひらり、ひらり。
===============================
解説:
切原赤也→越前・遠山よりさらに後に選ばれた。所持デジヴァイスはクロスローダー(青)。基本的にパートナーなどはアニメクロウォ(二期まで)のブルーフレアと同じ。冒険などで親しくなって来たので、高校は立海大付属進学予定の不二センパイからは「赤也くん」呼ばわり。あと少しで「くん」も取れたりします。うちの不二センパイは基本的に年下に甘いので(笑)。
ドラコモン(青)→体型などから一番連れ回りやすく、よく切原のクロスローダーから外に出ている。光るモノに目がない。宝石が大好物だけど基本的に食べる機会がない。(切原「オレ庶民なんスけど?!」)性格はやんちゃでいたずら好き。テイマーのことも大好き。
不二の「神隠し」→ストーリー作成中。今は設定(ある意味ネタバレ)として存在。
不二が立海大付属へ進学→40.5巻を読んでから完全に個人的趣味に突っ走ったオリジナル設定。因みに理由は将来テニスを取るか撮影を取るか迷ってるから。立海の高校にはとある有名なヨーロッパ芸術専門校への推薦枠ありというこれもまたオリジナル設定。それを教えて誘ったのは幸村(U17合宿同室の時)だったり。
ひらり、ひらり。
データのカケラと同じ彩りのソレが、漂う雲と共に空を舞う。
「おっ、蝶々?!」
「データっスよ、アレ」
「はぁ?!でもアレどう見ても蝶々だぜ?!」
見慣れない光景に切原が目を開くと、親切なのかからかいなのか、珍しくも答えたのは越前だった。だがやはりというべきか、「データが実体を持って存在する」という世界に慣れていない切原は信じられないと言わんばかりに声を張り上げた。
「蝶々やでー!でもデータなんや!」
そこで割って入ったのが遠山だったのだが、解説しているつもりではあるが、野生児の語感についていけるほど野生の感は冴えていない切原にすれば、
「訳わかんねぇ!」
の一言に尽きる。
そんな風に二年生一人と一年生二人がワイワイ騒いでいるのを見て、クスリと不二が笑いを零した。
「大分溶け込んで来たね、赤也君」
「元々人見知りってわけじゃないしね。現状さえ受け入れれば、赤也は大丈夫さ」
「の割にはずいぶん僕を避けてたけど?」
人見知りじゃないのに?と、不満げな視線を寄せてくる不二に、幸村も白石も思わず吹いた。年下に甘い不二は、どうやらこの前まで後輩に怖がられていたことに不満を抱いていたようだ。
「なんや、根に持ってたんか?」
「人聞き悪いなぁ、気・に・し・て・たの。白石のように変態じゃないし(「不二クンちょいま…」)幸村ほど怖くないし、なんで僕だけ……」
「……まぁ、白石の変態レベルに適う人なんて居ないしそれは置いといて(「ちょ、幸村クンまで!」)、俺は実際見てないけど、関東の時のアレはトラウマになるほど強烈な記憶だったらしいからね」
「納得いかない……」
「今はもう仲良くなっているし、もういいじゃないか」
そう幸村が言っても、相変わらずどこか納得いかない表情を浮かべる不二。それでも、視線をやんやと騒ぐ後輩たちに向ける途端に優しい笑顔が零れる。
「やっぱりまだ色々と新鮮なんだね、赤也くんも、リョーマや金ちゃんも」
「新鮮やないのは不二クンと幸村クンくらいやろ」
デジタルワールドで過ごした歳月が違うんしな、と白石は言うが、不二はそうでもないよ、と肩を竦めた。
「実はね、あんまり覚えていないんだ、あの時のコト」
不二が言う「あの時のコト」がなんなのか、白石も幸村も、年下の三人も既に知っている。別に隠すことはないからと、ある日他愛もなく昔話に花を咲かせていた時不二自身から既に聞いた。
現実世界<リアルワールド>でのたった二日の「神隠し」、でも実は、時空の歪みに巻き込まれてデジタルワールドに飛ばされ、肉体データは変化せず(つまり、成長せず)、精神だけは二年の時間の流れを経験した。そのあとからよく「大人びている」とか言われる不二だったが、実は単純に見た目より本当に精神年齢が上だけのことである。
ただ、流石に時間もないから、その頃のデジタルワールドでの話しは詳しく聞けずにいたのだが、実は「話していない」ではなく「話せない」というたった今知った新しい事実は幸村と白石を一瞬唖然とさせたが、それもたった一瞬だった。
「まぁ、その頃不二も小さかったしね」
「せやな。二つ足しとってもそんなはっきり覚えとる年やないしな」
あまり触れずさりげなく流す二人。不二も気にした様子はなく笑う。
「だよね。うーん、でも何となく、曖昧だけど……感動、の記憶は残ってるよ。うん、今のように、ね」
そう言って、眩しそうに、蝶の姿をしたデータが天へと還るところを見上げた。
釣られたように、幸村も白石もそれを見上げる。
感動。本人も言ったように、文字にすればあまりにも曖昧な言葉。それでも幸村と白石は、そして言葉を発した不二自身も、何故かその言葉が一番しっくり来るように感じた。
――何故、自分たちが今ここにいるのか。
辛いとこも、悲しいことも、いっぱいあった。いっぱい傷ついたし、いっぱい傷つけた。いっぱい守ろうとして、いっぱい奪われた。
それでも、自分たちはここにいる。自分たちだけではなく、目に入れても痛くないほど可愛がっている後輩たちまでもを巻き込んでまでして。
だって、この世界に感動されてしまったから。
デジモンが生まれる瞬間。戦う瞬間。進化する瞬間。命が散る瞬間。幻想的に美しく、飛び散るデータのカケラ。蝶に孵り、天に舞うそれは一種の神聖さをも思わせるほど。
データの塊なのに、「生きている」現実を認識させられた。そんな、生き生きとした美しさ。
燃えるほど心を躍らせたあの黄色のボールのように、心臓からつま先、体の隅々まで、震えるような興奮に似た感覚をくれる。
見上げる空は、リアルワールドのそれよりもはるかに蒼く、時折非現実的な彩りに煌めく。――この美しさにも、感動してしまった。
愛してしまった。この、自分たちは属さないはずの、「異世界<デジタルワールド>」を。
見たこともない光景に目を光らせる切原。
舞うデータの蝶々を捕まえようと飛び上がるドラコモン・遠山・ゴマモン。
帽子の影でそんな彼らを「まだまだだね」と笑う越前。彼の肩で欠伸するテイルモン。
微笑ましく見守る不二・幸村・白石。
テイマーの傍で静かに目を瞑るレナモン。暇そうに爪の手入れをするリリスモン。自分勝手に穴掘り遊びを始めるギルモン。
六つの翼をめいっぱい広げて、幸せそうに風を受けるルーチェモン。
感動をくれたこの世界で。
この暖かい一時が、もう少し続きますように。
そんな彼らの願いは、データの欠片と、不思議な色の蝶と共に。
ひらり、ひらり。
===============================
解説:
切原赤也→越前・遠山よりさらに後に選ばれた。所持デジヴァイスはクロスローダー(青)。基本的にパートナーなどはアニメクロウォ(二期まで)のブルーフレアと同じ。冒険などで親しくなって来たので、高校は立海大付属進学予定の不二センパイからは「赤也くん」呼ばわり。あと少しで「くん」も取れたりします。うちの不二センパイは基本的に年下に甘いので(笑)。
ドラコモン(青)→体型などから一番連れ回りやすく、よく切原のクロスローダーから外に出ている。光るモノに目がない。宝石が大好物だけど基本的に食べる機会がない。(切原「オレ庶民なんスけど?!」)性格はやんちゃでいたずら好き。テイマーのことも大好き。
不二の「神隠し」→ストーリー作成中。今は設定(ある意味ネタバレ)として存在。
不二が立海大付属へ進学→40.5巻を読んでから完全に個人的趣味に突っ走ったオリジナル設定。因みに理由は将来テニスを取るか撮影を取るか迷ってるから。立海の高校にはとある有名なヨーロッパ芸術専門校への推薦枠ありというこれもまたオリジナル設定。それを教えて誘ったのは幸村(U17合宿同室の時)だったり。
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